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おうさまの金曜日・窃取篇

281

ビアルネス

ねぇ、もうひとりの私と会ってどんな事話した?
見た目は同じくらい?

282

シグマ(獅真)

今と大して変わらない…騒がしい小娘だった。
あ、今より胸はデカかったな。

283

ビアルネス

む、胸!ヘンタイ!

(ビーのオッパイに触るような仲だったの)

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シグマ(獅真)

道に迷って、困ってたから助けてやったんだ。

オレは新しい侍女(ジジョ)と勘違いしてたから、可愛がってやろうとしてた。

割と素直で可愛いオンナだった。

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ビアルネス

マジで通報しますよー
このスケベおやじ!

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シグマ(獅真)

なにを怒ってるんだ?
全部オマエの話だろ…で、オレはビアルネスを妾にするって言ったんだ。

でも、現世に好きなオトコがいて…結局帰って行った。そのあともオレは忘れる事が出来ずにいて…迎えに来た。

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ビアルネス

ビミョ〜

ロマンティックなの?
ただのエロ話なの?
ビーどうすればいいの!

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シグマ(獅真)

もちろん、オレと一緒に帰るに決まってる。

オレは国王だ。

妾になってずっと一緒に暮らそう。この世界より進歩はしていないが、なに不自由なく暮らせる

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シグマは自信満々でビアルネスを誘っている。

深緑の瞳がいつになく優しくキラキラと輝いている。

ビアルネスは予想外のプロポーズに戸惑いを隠せないでいた。

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ビアルネス

ビーはまだ15才だよ?
結婚とか、早過ぎだよ!

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