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おうさまの金曜日・窃取篇

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シグマ(獅真)

15か…まだ処女なのか?

もう、養父に奉仕しているのか?

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補足

◆異世界にきたビアルネス
もうすぐ20歳
Tio(おじさま)の彼女
※この彼氏を養父と勘違いしている


◆JKビアルネス
女子高生・15才
元カレ・フェラ男
※数時間前に別れた
まだ処女

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ビアルネス

ナ、ナニを言ってるの

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ビアルネスは顔を真っ赤にして軽蔑した視線でシグマを見やる。

シグマは自分の世界に入り込んで、難しい表情を浮かべながらブツブツと独り言をとなえている。

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シグマ(獅真)

考えてもムダだな…今は戻ることに集中しよう。
ここに来て、ずっと眠い。少し寝る…逃げるなよ

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ビアルネス

寝ちゃったよ…なんて勝手なヒトなのぉ!大人のくせに子供みたい

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シグマはしっかりとビアルネスと指を絡めるようにして手を繋いで眠っている。

大きくてあったかい手

振りほどこうと引っ張ると目が開く、微睡んだ瞳がビアルネスを見つめる

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シグマ(獅真)

…着いたのか?

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ビアルネス

まだだよ…寝てていいよ

300

そう言うと、スッと眠りに落ちる。
しっかり手は繋いだまま

このヒトは、いつでも眠れる時に寝て、すぐ動けるヒトなんだとビアルネスは理解した。

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