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「那奈、連絡とれない間寂しい思いさせてごめんな」


『うん…』


「那奈の事忘れたことなんてなかったよ」

『うん。』



「このあいだは最低なことしてごめん」


『うん…』


「那奈の事だいすきだった…あいしてた…幸せになるんだよ？」



『うん…！ありがとう。』



周兄ちゃんは那奈から体を離して



「じゃあ、行くわ！ありがとうな！」


『こっちこそありがとう！』



「またな！」



素敵な笑顔でそう言った周兄ちゃんはやっぱり那奈がだいすきな周兄ちゃんだった



『またね！！』


那奈も笑顔で手を振った




「心太！！！」


周兄ちゃんは心太くんに叫んだ


「那奈を幸せにしろよ！！じゃねぇと俺、また帰ってくるからな！！！」



心太くんは笑顔で


「当たり前だろ！！言われなくても幸せにする！！！帰ってきても渡さねぇよ！！」

那奈の隣まできて言った



２人はニコッって笑い合った



「じゃあな、心太！」


「またな！周兄！！」


『またね！周兄ちゃん！』




周兄ちゃんは右手をひらひらと振って行った





「じゃあ…俺らは帰るか！」


『うん。ありがとね！』



心太くんは那奈の頭をポンポンしてグシャグシャってした



『もぉ…！！』


「ハハハ！可愛い可愛い！」


なんて言いながら



車に乗って帰宅した



ありがとう…周兄ちゃん！