ひねくれショタと変態大学生の平和的日常
第3章 屋上で……
「俺ってそんなに真面目に見える? 実はさ、俺がこの学校に来たのは自分の意思じゃないんだよ」
固まったまま黙っていたらそいつが急に話し出した。
「どうゆうことだ?」
そいつが言った言葉が気になって先を促すように聞き返してしまっていた。
「俺の親とさ、俺が通ってる学校の校長って知り合いなんだよね。それでかわかんないけどさ、信頼されててさ……まぁ、俺が無関心って言うかいい子に演じてたからっていうのもあるのかもしんないけど。……ほんとは偉い子なんかじゃないのに……」
最後のほうは、ちっちゃくて呟いたような声だったけど近くにいた俺はしっかり聞こえた……。
俺は、あいつがすごくさみしい人に見えた。誰からも愛されていて、誰がみてもうらやましいって思うほどの人なのに本当にほしいものは手に入らない……幼い子供に見えた。
「あっ、ごめんな……。急にこんな意味のわかんない話して……。でも、こんなの初めてだ」
「なにがだ?」
「こんな話、出来たの……草風が初めてだ……ありがとな!!」
「別にいい」
おまえの印象も変わったしな。
「まぁ、校長の指示で嫌々この学校に来たって訳! でも今は、校長に感謝してるよ」
「何でだ? 無理矢理この学校来させられたんだろ?」
「ある人に会えたから」
「……まぁ、詮索はしねーよ」
「ありがとう。草風は優しいな。」
「そろそろ戻るぞ! おまえと話してたら飽きた」
そう言って歩きだすと、あいつも後ろからついてきた。
固まったまま黙っていたらそいつが急に話し出した。
「どうゆうことだ?」
そいつが言った言葉が気になって先を促すように聞き返してしまっていた。
「俺の親とさ、俺が通ってる学校の校長って知り合いなんだよね。それでかわかんないけどさ、信頼されててさ……まぁ、俺が無関心って言うかいい子に演じてたからっていうのもあるのかもしんないけど。……ほんとは偉い子なんかじゃないのに……」
最後のほうは、ちっちゃくて呟いたような声だったけど近くにいた俺はしっかり聞こえた……。
俺は、あいつがすごくさみしい人に見えた。誰からも愛されていて、誰がみてもうらやましいって思うほどの人なのに本当にほしいものは手に入らない……幼い子供に見えた。
「あっ、ごめんな……。急にこんな意味のわかんない話して……。でも、こんなの初めてだ」
「なにがだ?」
「こんな話、出来たの……草風が初めてだ……ありがとな!!」
「別にいい」
おまえの印象も変わったしな。
「まぁ、校長の指示で嫌々この学校に来たって訳! でも今は、校長に感謝してるよ」
「何でだ? 無理矢理この学校来させられたんだろ?」
「ある人に会えたから」
「……まぁ、詮索はしねーよ」
「ありがとう。草風は優しいな。」
「そろそろ戻るぞ! おまえと話してたら飽きた」
そう言って歩きだすと、あいつも後ろからついてきた。