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ひねくれショタと変態大学生の平和的日常

第4章 波乱な一日が終わりを告げる

「そうなんですか」

「あの、先生。授業終わっちゃいますよ?」
そう言って幹崎は、時計を指差した。

「もうそんな時間か……じゃあ皆! これで授業を終わりにするぞ! 草風、おまえは後で来い」
また、お説教かよ……。

「やだ」
最も伝わりやすく一番相手を不愉快にさせる言い方をしてみる。

「おまえって奴はなー!」

「先生! 終わらせていいですか?」
うわっ、また幹崎かよ!! ってもうお決まりのパターンじゃんかよ。

「嗚呼、すまない。いいぞ」

「きりーつ、礼、ありがとうございました」
みんな一斉に礼、そして『ありがとうございました』見事にハモってやがるぜ。まぁ、俺は立つことすらしないけどな。

「草風、おまえはいつもいつもサボりやがって」
毎回思うけど教師がそんな言葉使いでいいのか?
まぁ、それはいいとして。おまえはさっき俺から来い的なこと言ってなかったか? 俺が行かないことわかってるからって何でおまえから来ちゃってんの? 逃げられなくなっただろうが。

「別にいいだろ。なんか問題でもあんのかよ」

「おまえな、あるに決まってんだろうが」

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