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ひねくれショタと変態大学生の平和的日常

第5章 最悪な家……

けど、今日あった奴等は違ったな……。なんつったっけ? あの大学生……そうだ、本田隼人だ。あと放課後あった妙な奴……久保田深夜だっけか。

名前をたった一日だけで覚えるなんて珍しいな。なんでだ?

「慎さん! おやっさんが呼んでます!」
あのくそ野郎! なにがおやっさんだ。くそ!

「『疲れたから行かない』って伝えてくれ」

「またですか!? 前も疲れたって言って行かなかったじゃないですか。そろそろ行かないとやばいですって!」

「知るか! そんなこと。とにかく行かないから。んじゃ」
俺はあいつの操り人形なんかじゃない!!

「そ、そんなー。慎さん!」
そんな声が聞こえたが、俺は振り返らず、自分の部屋へと一直線で歩いていた。

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