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ひねくれショタと変態大学生の平和的日常

第1章 大学生がやって来た。

「みんなごめんな。それじゃあ、体育館に行かないで屋上でサボッてたアホがいるから、もう一度大学生の子に自己紹介してもらいましょう」
また自己紹介すんのか……。てか、あの可愛い子は屋上でサボってたのか。
可愛いくせにやるな。人は、みかけによらないって言うけどほんとだな。

ヤバい。あの子のことばかり考えてたらあの子のことガン見してた。勘づかれないようにしないとな。と、言っても相手は小学生だけどな。

「それじゃあ、悪いけどもう一度自己紹介してもらえる?」

「あっ、はい。えっと、体育館でも言いましたが名前は、本田 隼人って言います。好きな教科は、音楽です。皆さんこれからよろしくお願いします」

自己紹介しながらもあの子から目が離せなかった……。

「キャー、本田先生カッコいい!」

「ほんとだよねー。本田先生と慎君が並んだらもうサイコー。絵になるー」

「ほんとほんと! 一回でもいいから並んでほしいよね!」
みんな、その意見は俺的には嬉しいけどあの子は、完璧に怒ってるよ。

「はい。みんな、本田先生に質問がある人は手を挙げてー」

「はーい!」 「はい! はい!」

「先生! 彼女は、いますか?」

「先生! 好きな食べ物は、なんですか?」

「先生! じゃあ嫌いな食べ物は?」

「先生! 嫌いな教科は、ありますか?」

「先生! 好きなタイプは?」
けっこう質問多いな。しかも、なんか質問が変だ……。

「えっとですね、彼女はいません。好きな食べ物は、ハンバーグとかですかね。嫌いな食べ物は、あまりありません。嫌いな教科は、体育とかです。最後に好きなタイプなんですけど、自分は喋ったりするのが苦手なので話やすいタイプの人がいいですかね」

「キャー、もうカッコいい! 最後タイプのこと言うとき赤面してたよー」

「ねー、カッコカワイイ!」

「はーい、みんな時間になったので終わりにしましょう」

「起立! 礼! ありがとうございました!」

「ねぇねぇ、先生って…………」
うわっ、授業終わっても質問してくんの? 言っちゃいけないけどめんどくさい……。てか、俺は早くさっきの子と話たいの!

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