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君の支えになりたくて

第3章 ペア

何度も何度も質問した


しかし彼女は、何一つ答えてくれなかった


……なんかムカつくと言うより


………悲しくなってきた


俺は、お前に向かってボールを投げているのに


なぜか壁にボールを当てているような


虚しい気分だった


『……なぁ…答えなくていいから“no”だったらバウンドで“yes”だったらそのままパスしてよ………』



たぶん答えは、yesであろう…



だけど俺は、質問した


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