壁一枚 2nd
第2章 卒業
父「美緒、おかえり」
母「お帰りなさい」
美緒「ただいま」
その日
美緒の高校卒業を祝う
ささやかなパーティーが開かれた
パーティーは楽しかったが最後の方には
寂しさからか
父は泣き出してしまい
少し複雑な気持ちになった美緒だった
美緒「ねえ…お母さん…」
母「何」
美緒「お父さんの事だけど…」
母「気にする事ないわよ、しばらくすれ
ば慣れるだろうし」
美緒「ん~そうかな?」
母「そうよ、でもお母さんも寂しいから
たまには帰って来てよ」
美緒「うん、ありがとう」