壁一枚 2nd
第11章 男は狼
美緒「でも私は先生が好きだから」
孝志「美緒…」
美緒「勇樹君の気持ちには応えられない
ごめんなさい…」
勇樹「…わかってたよ」
美緒「…」
美緒が孝志と別れ
自分を選ぶなんて有り得ない
そんな事、言われなくてもわかっていた
でも勇樹は美緒の答えに
ショックを受けてる
様子だった
孝志「…はぁ…ホッとした…」
美緒「先生?」
孝志「彼を選ぶんじゃないかって…内心
少し不安だったんだ…」
美緒「どうして?だって…」
孝志「自信なくなるんだ…美緒の事にな
ると…俺…」
美緒「先生…」