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第3章 パトカー6号と高滝公民館
理沙はロウソクを左手に持ち、黒いハンドバッグを右肩にかけて6尺幅の道路を歩いていた。緩やかな傾斜になっていて下に下に向かっていた。
三叉路だわ、こんな場所にも分かれ道があるのね…
理沙は不安になり立ち止まった。そして右手に持っている2枚の公図を、つなぎ合わせるように地面に置いた。
左に曲がれば、だいたい3センチ先に9尺道路があるわね…
公図上で3センチだと600倍すると、約18メートル先に9尺道路がある計算になる。
右に曲がればまだまだ先があるわね、9尺道路を歩くとあいつの車が後ろから来るかもしれない…
理沙は右側の道を選んだ。行き止まりや事情によっては戻る場合もあるが危険を避けた。急に6尺道路が途切れてなくなることはない。敵の黒田明から離れるなら6尺道路を歩いて行くのが無難であろう。しかし手持ちの2枚の公図では一定の距離までしかわからない。その先はまた不安な状態に戻ってしまう。
三叉路だわ、こんな場所にも分かれ道があるのね…
理沙は不安になり立ち止まった。そして右手に持っている2枚の公図を、つなぎ合わせるように地面に置いた。
左に曲がれば、だいたい3センチ先に9尺道路があるわね…
公図上で3センチだと600倍すると、約18メートル先に9尺道路がある計算になる。
右に曲がればまだまだ先があるわね、9尺道路を歩くとあいつの車が後ろから来るかもしれない…
理沙は右側の道を選んだ。行き止まりや事情によっては戻る場合もあるが危険を避けた。急に6尺道路が途切れてなくなることはない。敵の黒田明から離れるなら6尺道路を歩いて行くのが無難であろう。しかし手持ちの2枚の公図では一定の距離までしかわからない。その先はまた不安な状態に戻ってしまう。