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僕のこたえ

第10章 溢れる想い

見上げると満天の星空だった。


今にも手に届きそうだ。


僕はふらりと浜辺を歩き始めた。


日中と違い、暑さも和らぎ潮風が心地よかった。


月明かりに照らされた幾つもの波が静かに音を奏でていた。


その時だ。


前から人影が見えた。


僕はシルエットだけで君と直ぐに分かった。


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