テキストサイズ

僕のこたえ

第12章 残酷な君

君は俯いて言葉を探している。


もう困らせたくない。


ちゃんと言わなくては…


「でも、君の気持ちは分かっている。
僕が入る隙間なんてない事を」


「・・・・」


「だから、何も言わないでほしい」


「東君…」


「君は僕の人生の中で、初めてこんなにも愛おしいと思った人だ。
この先また恋をして出逢う女性もいるだろうが、
君の事はずっと忘れないだろう」


僕が想いを素直に言ったら君は涙を浮かべた。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ