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僕のこたえ

第12章 残酷な君

「東君…これからも友達でいれる?」


君は極上の可愛らしい顔付きで僕に聞いた。


「ああ、友達だ」


君は残酷だ。


友達とは一生平行線なのだ。


君は嬉しそうに微笑んで僕の前から去って行った。


また僕は君の背中を見送った。


サヨナラ…僕の初恋の人…


鼻の奥が少し痛くなった。


僕は沖縄の青い空を見上げ、鼻の痛みが低くように大きく深呼吸した。


僕の修学旅行は多分一生忘れられない。


君と僕の甘酸っぱい思い出だ。




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