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僕のこたえ

第13章 プレゼント

僕は田中をぐっと見た。


「今回だけだぞ」


小さく応えると、田中の表情が一気に晴れた。


「よっしゃあ!東!感謝!」


そう言って、慌てて教室を出た。


僕は嘆息を漏らした。


すると君がチラリと僕を見て少し微笑んだ。


いや、微笑んだように見えただけかも。


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