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僕のこたえ

第14章 Wデート

浅賀さんの喉がごくごくと波打って、ちょっとドキリとした。


「東君って意地悪ね」


お茶のキャップを閉めながらイタズラに笑う浅賀さん。


ちょっと小悪魔な感じだ。


中学の時とは随分イメージが変わっていた。


「そうかな?ゲームや試合に手を抜くのは性に合わないだけだ」


「子供ね」


浅賀さんはチラリと上目遣いで僕を見て、田中達の所へ戻って行った。


凄く悔しい気持ちになった。


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