テキストサイズ

僕のこたえ

第22章 寂しさの落とし穴

いや、違う…


僕が…愛海に抱いている感情が愛情ではなく同情だからだ。


そして…愛海も誰でもいいんだ。


愛海は誰も愛してはいない。


寂しさを埋めるならそれを紛らわすなら…酒だろうが、音楽だろうが、男だろうが…


「構わないから…」


僕はそう言って、愛海の肩を強く握った。


愛海は膝を下ろし僕の胸にしがみついて泣きじゃくった。


泣きながら「ごめんなさい」と何度も何度も言いながら…



ストーリーメニュー

TOPTOPへ