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僕のこたえ

第25章 散りゆく想い

白くしなやかなキレイな手を握ると少し震えていた。


「元気で…」


僕が声を掛けると、小さく頷いた。


恥ずかしいのか顔は上げなかった。


この子とは再会する事はないだろう。


僕はそう思い大して気にも止めず別れ最後の学校を一人去って行った。


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