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美奈はあれからずっと口には出さなかったが僕を想っていてくれた。


僕も…美奈を心のどこかでずっと意識してた。


健気な美奈の頑張りが意地らしくて堪らなかった。


「美奈…頑張れ！」


「うん」


僕の胸の中で頷く美奈の頬にそっと触れると、
潤んだ瞳で僕を見つめている。