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僕のこたえ

第47章 予想外だけど

僕はリビングに戻り、座らずに遥香の横に立った。


「そろそろ送るよ」


「うん、ありがとう」


遥香はすくっと立ち上がった。


ちょっとわざとらしいか?


父さんも姉貴も寂しそうな顔をしたが、スミカさんだけニタついてた。


「じゃあ、行ってくる」


「お邪魔しました。楽しかったです」


遥香は笑顔を家族に向けてくれた。


「こちらこそ、また遊びに来てくれ」


父さんは遥香が気に入ったようだ。


玄関までスミカさんと姉貴は送ってくれた。


「遥香ちゃん、日本にいる間、私ともデートして」


「はいっ!」


姉貴と遥香はどうやら気が合いそうだ。

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