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王子さまを失ったお姫様

第2章 裕史の兄と弟


早く帰ってこないかな…

ベッドの上で
待っていたら
眠くなってきた…

裕史の香りがする…
気がつけば眠ってしまった

ーーーーーー

これは小さい頃の話…

まだ私が小学生のとき
裕史と遊んでいた…

だけど急に裕史が苦しそうにして倒れたんだ

そのときの私はどうしていいか
分からずに泣いてたっけ…

病院で入院するようになって
毎日裕史に会いにいっていた

裕史は重い心臓病にかかってるんだって…
余命は2年

裕史のお母さんは
うあんうあん泣いてたっけ…

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