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王子さまを失ったお姫様

第4章 強がり


でもいつもみたいに
笑ってくれた…

「私が帽子買ってきてあげるね」
「あぁ、さんきゅ、今日はもう暗いから帰れよ」

「分かった!明日も来るからっ」
「待ってるな」

そういって病室を出た

私が思ってたほど
弱ってなくて安心した
あんなに元気なんだから
すぐ退院できるよね…

そう私は思った
いや…思いたかった…


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