王子さまを失ったお姫様
第6章 さようなら
次の日
家族などみんなが
集められた
裕史は今は呼吸器を
つけてる
裕史は呼吸器を外して
話始めた
「俺さ今すっげー幸せだよ」
「裕史…」
「ハァ…ハァ…」
息が荒くなってる…
苦しいんだ…
「まだ喋れるうちに…ハァ話さなきゃな…」
泣きそうに
なるのをグッとおさえる
「こんなにも俺のことおもってくれるやつがいる、今まで迷惑ばっかかけたな、ずっと…ずっと忘れない、…ハァ…ハァ」
すると私の手を握り
「ずっと側にいるから…、だから…笑ってくれ…」
「うッん…」
今の私の一番の
最高の笑顔…
精一杯の…
裕史は動かなくなってしまった…「裕史ッ…」