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359°

第4章 葛藤と友情




「悪くない」



「…」



そうひとこと言うと、蒼士は口を閉ざした。



「は!?それだけ!?」



オレはついツッコミを入れる。

が、蒼士はかまわずオレに背中を向けると、再び作業に取りかかった。



「…一言かよ」



オレは不満そうに呟いた。
だけど自然と口端は上がっていた。




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