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第5章 甘い香りとしょっぱいキス


「お、おかえりー」


店に戻ると、すでに袋詰めされたクッキーが並んでいた。


「もう全部終わったんすか?」

「おう♪拓哉に手伝ってもらったおかげでなんとかな」

「ありがとうございます…」



オレは2人にお礼を言った。



「卓也、もう遅いから拓哉に送ってってもらえよ…って、あ~どっちのたくやかわかんねぇな」


菅生さんは苦笑した。


「あ、じゃあオレのことは坂本でいいっすよ」

「んー、それだとよそよそしいじゃん?できるなら俺は名前で呼び合いたい」



菅生さんはそういうのにこだわるタイプなんだなw



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