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第2章 偶然と衝撃

「へぇ~、君が卓也かぁ」


龍と呼ばれた金髪兄ちゃんは、オレをジイッと見下ろした。


な、なんだよ…
てか、いきなり呼び捨て!?


「なぁ、一曲歌ってくんねぇ?」

「…は?」

「『デュラン』のファンなんだよな?『Escape』聴かせてくれよ」

「…」


オレはめちゃくちゃ戸惑った。

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