恋と愛の狭間で
第18章 第18章 初めてのお泊まり
『ここでは恋人でいられる。めっちゃ幸せだし。嬉しいし!』
【うん。嬉しい!!】
二人は車でカズが予約したホテルへ向かう。
まぁ、カズが予約したんだから普通のホテルじゃないのは分かってた。
けど………
『着いたよ!!』
【めっちゃ普通の外環だね。】
『感じいいっしょ?中はもっと気に入るよ。』
カズが荷物を持ちロビーに入りチェックインをしてくれた。
二人でエレベーターに乗り、最上階のボタンを押した。
【ねぇ、なんで最上階なの?】
『ん?だってスイート取ったから。』
【えぇ~~~~!!】
『なに?なに?』
【いや、そんなにしてくれんでもいいのに】
『だって、礼と泊まれることなんてもう無いかもしれないし。いいじゃん。』
【でも………】
『こーゆーときは男をたててくれよ。』
【ん~わかった。ありがとう。カズ。】
『いいえ。そのかわり俺のワガママいっぱい聞いてね!』
【は~い。】
『ほら、着いたよ。』