恋と愛の狭間で
第10章 第10章 繋がる想い…繋がる身体…
【すき………】
『ん?なに?聞こえないからシャワー止めるよ。』
キュッ
シャワーが、止まり私達の言葉を遮る雑音はなくなった。
『なんて言ったん?』
【すき………カズが大好き……】
『礼……』
チュッ
『取り敢えず、体を拭こう。風邪ひいたらいけんからさ。』
【うん。】
『立てる?』
そー言うと体を支えてくれた。
【ありがとう。】
『あっ!礼、恥ずかしいよね。タオル取るから待って。』
【カズ、大丈夫。カズなら大丈夫。】
『礼…じゃあ、立って。』
そのまま手を引かれて立ち上がった。