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兄妹の甘い夜

第3章 ○第三章




午前中はいいものの


お弁当を食べた後の授業は辛い。


「この時代には…」


大嫌いな歴史の時間はうとうとしてしまう。



早く終われーっえいっ!


時計に向かって願うが終わるわけがない。


「七瀬。読んで。」


「…えっ、あ。」


隣の子にページ数と指定された場所を聞き


怒られずには済んだ。



「んー…眠たい…」

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