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チョコレート3

第2章 浮気?それとも…



「…や、あや!」


「え⁈」


「早く乗れよ」


陸が自転車にまたがりながらそう言っていた


さっきのことを考えてたら意識が飛んでいたみたいだ。


後ろに乗り私たちは学校の門を出た




「で?」


急に陸が聞いてくる


「え、で?」


「だから!なんの話だったんだよ」



陸が少しキレ気味な口調でそう言う


「え、あー、んー、優衣の話」



「…あっそ」


急にそっけなくなる


「…妬いたの?」



「は⁈ 違う!」



「ふーん、」



涼くんのことがあってから
私のことに対して
警戒心が強くなった陸



なんか、陸可愛いー


なんて、言わないけどね
怒られるから


その代わりに私は後ろから陸に
ぎゅーっとした



「え、彩⁈」


陸は一瞬焦った後
そのまま運転を続けた



そう言えば、
涼くんどうしてんだろ
あれから連絡取ってないなー。







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