
喘ぎ声レッスン*SS追加中*
第8章 目指す先に何があろうと
「もう・・・、なんでキミは…、キミは…」
先生はあたしをぎゅっと抱きしめた。
「何でだよ、俺はお前を幸せには出来ないんだよ。だから耐えてたのに、お前が来たらもう―――、止められない。」
先生はあたしを真っ直ぐに見る。…目が赤いのは、気のせい?
「ん…、」
先生に唇を奪われ、されるがままになる。もう体を重ねた事もキスをした事もあるのに、初めてキスをした気分になる。
久しぶり過ぎて、体が震える。
…幸せ過ぎるよ、先生。あたしを今から振るんでしょ?なのに。
「俺、ずっとお前の事考えてた。お前は先生が居ないと死ぬって言ったけど、それは俺のセリフだ。
俺も離れたくないよ―――、」
あたしをギュッと抱きしめる。
「俺はお前が好きだ」
