
喘ぎ声レッスン*SS追加中*
第11章 新たなテロリスト
毎日送り迎えを車でしてくれる優には、何だか申し訳無かった。だけどそう言えば初めは抵抗があったベ○ツに、今は何の違和感も無く乗れる自分が怖い。
…慣れって怖いなって改めて感じる。
そして、明日が約束の日だ。
優の実家に帰る日。
緊張する。だけど認めて欲しい。
あたしは彼女なんだから。
家のドアを開けて玄関を見ると、違和感を感じる。靴が一つ、二つ。お母さんのサンダルの隣には、知らない男物の靴。
一体誰のだろう?
「おかえりー」
「おかえりなさい」
お母さんは台所で洗い物をしている。そしてソファーには、見知らぬ男が自分の家のようにくつろいでいた。
…誰だよ、おい。
