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喘ぎ声レッスン*SS追加中*

第12章 赤い跡


自分でも自信がない。
何で怒っているのかも分からない優が遠い。


「さぁ?反論してみたまえ」

「…ちょっと…、」

「ん?」


煽るようにお父さんが笑う。
優に良く似た、悪魔みたいな顔。



「…ちょっと時間ください!」



優はあたしの腕を掴んで、走り出す。


表情は苛立っていて…怖い。
こんなに愛しいのに、何で遠いの?

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