テキストサイズ

喘ぎ声レッスン*SS追加中*

第13章 この先、何があろうと

「・・・分かった」



口を開けたのはお父さんだった。


「え?」

「認めよう。
…ただし、何としてでも
会社を立て直せ。

―――…それが条件だ」


静かにそう告げた。




緊張感が安堵に変わり、
あたしはその場にしゃがみ込んだ。


力が上手く入らない。

嬉しすぎて、力が入らないのだ。


「梓、立てるか?」

「うっうん…、」


優があたしに腕を貸してくれて、あたしはゆっくり立ち上がった。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ