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喘ぎ声レッスン*SS追加中*

第1章 出会いは最悪で



「梓、どうしたの?まだ顔色悪いよ、」


あたしの隣に座る拓己くんが、心配そうにこちらを向いている。



それもそのはず、あたしはさっき初めて〝初体験〟というものをしてしまったからだ。



だけどさすがにそれは言えない。



だってさっき『しんどいので保健室行きます』と嘘をついて授業をサボり、空き部屋で済ませてきちゃったから。


・・・バージンだったんだけどなぁ。




初めてってもっとこう、特別にしたかったのに、それはあっけないものだった。

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