テキストサイズ

喘ぎ声レッスン*SS追加中*

第14章 全てがキラキラで



「付けたら?」

「うん、」


腕に光る紫は、キラキラだ。


「今日さ、帰り俺の家来いよ」

「…って。

そう言えば会社継ぐんだったら、優の今住んでいる所はどうなるの?」

確か、約束では会社を継ぐまでだったはずだ。


「家はこれからもあそこだよ」


あたしの手に指を絡ませながら、笑う優。
恋人繋ぎというやつだ。

…心臓がドクドクいってる。

顔を見ると、何だか照れくさくなってしまう。


「それで?どうするの?」

「…行きたい、優の家」


そう言うと、軽く頬にキスされた。


「こ、公共の場だよ!
みんな見てる…っ」

「だいじょーぶ。
みんな無視してくれるから」

「なっ…な訳ないでしょ!?」

無視するとかそういう問題じゃないんだよ。

凄くあたしが恥ずかしいのだ。

みんなが見ているのに、こんな所でこんな事して。


抵抗しても、頬にキスを落とされる。

・・・みんなが見てるよ、ねえ!

「ゅ…ぅ…」

恥ずかし過ぎて、声も出ない。

そんなあたしの口を、簡単に優は塞いでしまった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ