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喘ぎ声レッスン*SS追加中*

第20章 静かに笑う

「おーい」

ん・・・

「おーい」

あたしは誰かに呼ばれた気がして、ふと目を開けた。

病室のベットに寄り添うように寝てしまったらしい。


そこには3日前と何にも変わらない優がいて、あたしは泣きそうになりながら優に抱きついた。


「も…ゆぅっ、
あたしを心配させて…っ

あたしどんなけ泣いたと思ってるの?
馬鹿っ…馬鹿っ」

あたしは優をぎゅっと
抱きしめながら、泣きわめく。


…だけど何故か違和感を感じた。
優がいつもみたいに
抱きしめ返してくれない。


「…優?」

あたしは優を覗きこむように
見つめた。いつもと変わらない。

だけど…どこか変。


あたしの思考は優の一言によって
全てを停止させられた。

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