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喘ぎ声レッスン*SS追加中*

第27章 記憶の欠片



どうやらここは病室で、昨日そのまま寝てしまったらしい。あたしはベットに寄り添うように寝ていたようで、体のあちこちが痛い。


「あ…んっ」

体を動かすと、あまりの痛さに変な声が出てしまう。それに反応したように、優はあたしに顔を近づけた。



心臓が飛び跳ねる音。
―――…壊れちゃいそう。



「キミ…誘ってる?」


「さ、…誘ってないっ」


ダメだ。…静まれ心臓。

優の表情が、声が、体が。
全部があたしをおかしくさせるんだ。

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