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喘ぎ声レッスン*SS追加中*

第39章 番外編②






「いや、別に・・・」






言えないよ、なくしたなんて。
大切な物だもん…言えない。






「――…言って、何?」





「何も…ないの、違うの」






あれは、大切な物だもん。
優のお父さんの形見だもん。




無くしたら――…駄目な物。








「もう――…良い」






まるで切り捨てられるように言われた言葉は、耳の中で響く。





何…で?

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