
喘ぎ声レッスン*SS追加中*
第1章 出会いは最悪で
「ええっと、南森さんね。じゃぁ遠藤くんは帰っていいよー」
保健の男の先生は、笑顔で手を振る。何か笑顔の裏が怖そうな人だなぁ。
「ええ、でも俺心配で…」
「多分寝たら治るから、ね?南森さん。」
笑顔でこっちを向く先生。笑顔なのに冷や汗が出る。これ頷かなかったら殺される……
本能的に思い、全力で上下に頭を動かす。
「そっか、じゃぁまた来るよ」
「あ、ありがとう。拓己くん」
本音は、この先生と二人っきりになるのは嫌なんだけどね。何だか怖そうだし。
