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ずっとこのまま

第13章 隠し事



「何かしゃべってるね」

無表情で新は「ぁあ」と言ったけど。


あたしたちに気づいた瑠花さんは、
わたしを鋭い目で睨んできた。


いつもとは違う目付きで怖くなったあたしは
足にちからがはいらなくなって、

その場に崩れ落ちた。


「-大丈夫か?」


そういって、新がてを差し出してくれた。

その手を掴もうとした瞬間に


誰かにその『手と』『手を』引き裂かれたんだ

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