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～咲良side～



『豊、勉強しないと追試があるんだからね』


図書館を出た私達


「分かってるよ」



めんどくさそうに言い返す




『じゃあね

バイバイ』





私は由紀と雄大くんに挨拶し、零達と家の方向に向いた




「咲良？寒くないか？」


『大丈夫』




いつもの事だが、零は心配性



「ならいいけど」






沈黙が続く









『豊ってさ、どうやって入学出来たの？』



ちょっと気になっていた




「裏口入学(笑)」


面白半分で言った豊だったが


『梅ノ森は裏口入学出来ないよ

それに裏口入学はいけない事だしね』




真面目に返された