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「可愛いと思うよ
咲良は何でも似合う」

『ありがとう』





「咲～良！」


ｷﾞｭｯ



『わっ！？』


いきなり千奈ちゃんが後ろから抱きついてきた




見ると試着していた
服を着ている


「どうかな？」



照れくさそうに言う千奈ちゃん



『似合ってるよ』


私がそう言うと



「そうかな？

咲良がそう言うなら、これ買おっかな？」





また、試着室に入って行った



千奈ちゃんが居なくなると


『やっぱり無理だよ…
千奈ちゃんを疑うなんて…』



「あいつを疑えなんて言っていない。
ただ…やはり、俺は信用していない」



この葛城先輩の言葉には
不快感を感じた




でも今は喧嘩なんてしている場合ではない