天使で悪魔なセラピスト
第5章 始 ま り
また目を細めクスリと笑う蓮が余裕過ぎて、ユナの焦りは募る。
「それじゃあ、どうしたの?」
「う、…センセイ、意地悪です…」
泣きそうになりながら上目遣いに睨んでくるユナが愛らしく、蓮は笑み崩れた。
「…ちゃんと言ってごらん?…ユナちゃん。」
「い、いやです」
かあっと音すら立てそうなほどに赤く色づくユナの顔。
「…言わないと、もっとするよ。」
意地悪く眉をはね上げウインクするや、蓮は再びユナのユナの片方の胸を強く掴み上げ、頂を口に含んだ。
「は…ああ、あんっやあ、ダメ、ダメぇ!!」
乳首を口に含んだまま舌先で何度も激しく弾かれ、ユナの背中がキュンと反り返る。
「あそこが、…あそこ、が…!」
悲鳴のように懸命にそう声にしたユナに、蓮はゆっくり顔を上げた。