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紅蓮の月~ゆめや~

第8章 第三話 【流星】 プロローグ

 意識が次第に間遠になってゆく。このまま死んでしまうのではないかと思うほど、息苦しい。美都は息も満足にできない苦悶にもがいた。どこかで柱時計が刻(とき)を告げる音が遠く聞こえていた。

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