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紅蓮の月~ゆめや~

第2章 紅蓮の月

 帰蝶はそうして、物心ついた頃から様々なことを教えられて育った。すべては、いずれ美しい暗殺者となるための教育であった。
 そして、今、帰蝶はついにその役目を果たすべく信長の正室となった。帰蝶は自分の進むべき道を見失ったまま、茫然と庭を眺めていた。

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