私の彼氏はアニメオタク!?
第4章 恋人
「どうしたんだ? 元気ないじゃないか・・」
先生は少し心配そうに私の顔を覗き込んできた。
先生・・・。
優しいな・・・。
でも、先生に甘えるわけにもいかないよね。
さっきのもあるから、本当はちょっときまずかったりもする・・・。
「先生、ありがとう。 私は大丈夫だから! 心配しないでね!」
私は笑顔で先生に言った。
「そうか。ならいいんだ」
そう、先生は笑顔で言ってくれたけど、何だか少し寂しそうな顔をしていた気がした。
しかし、先生は言ってから、すぐに私の前から消えてしまった。
先生も私といるのが気まずいのかな・・・。
そう・・・だよね・・・
あんな事があってから、普通に話すなんてできないよ・・・。