
とってもエロい話
第6章 128001
その日は当たり前のように施設に行き、大して役にも立たない知恵を埋め込まれた
勿論そんなものは脳がオートマチックで消去するから、僕の叡知に傷はつかないのだが……
周りの馬鹿共は疑うことなく黒い板を眺めてはノートに無駄な情報を書き写していく
何もせず窓の外の砂嵐を見ているのは僕と横田くらいだった
あの日からというもの、僕は横田を特殊な目で見るようになった
こいつは他の一般的な奴らとは違う
何故なら、この僕に恥をかかせることが出来るのだから
こうして横田を見つめることだけでは、何も解決はしない
理由は何でもいい
横田を犯してみたくなった
雌雄の関係まで落として圧倒的優劣をはっきりさせ動物的にでもいいから彼女を支配したい
そんな野蛮で粗末な感情に、ここ数日僕は振り回されている
