無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

全員スーツを着こなし、お客さんの接客をしている。
…あ、凛くんとあたしはメイドさんだけど。


凛くんは最後まで抵抗していたけど、それを優雅が許す筈もなく。結局凛くんは無理矢理着せられ、嫌々させられていた。


メイド姿は何というか、似合い過ぎて激しく並びたくなかった。端から見たらあたしより断然可愛い。…もう泣きたいよね。


だけど接客は頑張っていた凛くん。
どうやら「紅コン」で一位になりたいようだ。

そうだよね、ハワイ当たるもんね。


「優雅くん惚れるわぁ」
「料理出来るとか…」
「きゃあああ！」

キッチンは完全に見えるのだが、どうやらそれが良かったらしい。

瑠璃のアイデアだったよな。さすが…としか言いようがない。


拓己大丈夫かなー。
昨日泣きそうだったけど…


「ううっ、みなみちゃん…僕っ」


一番可哀想なのは、凛くんかな。
メイド姿がお似合いだ。