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紅桜学園イケメン部!

第28章 始まるステージ

それから、簡単に自己紹介がスタートした。

「凛でぇす☆僕緊張してるけど…
頑張りまぁす!応援宜しくねぇ?」


『ぎゃああ!凛くぅーん』


…こいつキャラ作ってるわね。
そう、あたしは確信した。

「神宮要です。
…あー宜しく」

『かなめえええ!』

なんか怠そうにしてるけど、
キミキャプテンじゃなかった!?


「お姉さん達ぃー!
マジみんな可愛すぎ!

今日はゆっくり楽しんでってぇ?」


・・・あんたの
ハーレムじゃないのよ?

ファンもそれで叫ばない!
うわっ…!
隣の子鼻血でちゃったよ…。

相変わらずフェロモンが凄い。


「坂本瑠璃です。
…票を入れてくださった方、
本当にありがとうございました」


極上キラースマイル炸裂。
…こいつが一番裏やばそうだな。

『るりぃいいい!』

誰も気付かないで騒いでるけど。
あたしはみなみといる所為か、
そういうのが分かるようになってきた。



「俺は優雅だ!
どうだ!名前の通りだろ!」


『優雅あああ!きゃああ』


ファンはどうやら
顔が良ければ全てよしみたいです。


何か何喋っても叫んでないかい?

そんなのでいいのかい?

あたしは溜息をついた。

海斗を見ると、目をキラキラさせていた。海斗は草食系だから、羨ましいのかもね。


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